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父英明

大学病院で医師をしている英明。
人柄も良く患者さんからの評判も良い。
苦労をして医師になったが、同僚の医師達は東大出で、英明だけは違った。
そのせいか教授に成る出世コ−スから外れ、同僚にも下に見られる。
患者さんの為の大学病院を理想としいるが、
東大出の教授や同僚達に言われる事は
「君はただ手術をして患者の相手をしていればいいんだよ。病院の方針は東大出の我々が考える事だ。」
東大出ではない英明には大学病院では何の権限もない。

技術や患者さんの評判は俺の方が、いいのに東大を出ていないだけで、こんなに馬鹿にされるのか。
もし自分の子供が医師を目指す様になったら自分の様な立場にしたくはないと常々思っていた。
そんなある日良明に
「父さん僕も父さんの様な立派なお医者さんに成るよ。」
と言われた時は嬉しく思った反面。自分の様な無力な医師にはしたくない。
良明の為にも厳しく育てなければと思った。
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作り話し

僕が10歳の時に、母は家を出ていった。
そして家には、僕の知らない女の人が来た。
父は言った。

「良明、今日からお前の新しいお母さんになる恵子さんだ」
「初めまして恵子です。良明君よろしくね。」

10歳の僕には、何が何だか分からなかった。
ただ僕が生きて行くには父だけが頼りだった。
父に嫌われたら生きて行けない。
それからだ父に気に入られる事だけを考えて生きる様に成ったのは。


やがて父と義母の間に弟が出来た。
僕はもっと父に気に入られる様にしなければ家にいる場所が無いと感じた。

そして僕は言った。

「僕も父さんの様な立派なお医者さんに成るよ。」
父は喜んで言ってくれた。
「良明は頭が良いから父さんよりも偉い医者に成れる様に頑張ってくれ。父さん期待してるぞ。」


15歳の時に僕は、一流の私立高校に合格した。
これからも、もっと父に気に入られる様に頑張らなければ。
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